日記……のような……


2008.8〜


8.30(土曜日) サイト仮死状態中で申し訳ない、とは思っています、です。


 ふと、小話。
 →立野さんお見合い(?)してたよ編。


 そう言えばね、なっちゃんと高橋君、ちゃんと付き合いだしたんだって、という話をすると、植田くん、
「望月が、なんかハロウィンのなんたらのときに、高橋がなっちゃんといたー、って言ってたけど」
「そうそう、そのとき。学校でハロウィンやってたんだって」
「イマドキの学校はそんな祭りもするのか」
 みたいだねえ、って返事をしながら。大きな本屋さんのひと気の少ないコーナーで、植田くんが手にした本、覗き込む。そうしたら植田くん、本を見やすいように傾けてくれながら、本の内容を、
「わかる?」
「んー? ぜんぜん。もう、なんか、書いている意味がわからない」
 たいへんだねえ、という意味を込めて言うと、そうでもない、という顔をした。
 『資格・検定』のコーナーで、植田くんはテキストや問題集をわりと真剣に見る。ナントカという試験に受かれば、職場で上の役につけるようになる、し、手当も付く、んだって言ってた。
「わたしも、パソコンとか簿記とか、受けてみようかな」
 目に付いたテキストを手に取ろうと何気なく手を伸ばす。……あ、れ。届くと思ったのに届かなくて背伸びをしたら、
「これ?」
 植田くんが、取ってくれた。
「ありがとう」
 ぱらぱらとページをめくる。でも、植田くんほど真剣になれなくて、すぐ隣の植田くん、突いたら、なにも言わずにテキストを元の場所にしまってくれた。
 植田くんはテキスト探すのに真剣。邪魔できない雰囲気に、こっそり場所を移動する。漫画とか、小説とか、エッセイのコーナーをうろうろしてたら、めずらしい、ひとを、見かけた。
 でも、見かけただけで声もかけなくて、最終的になっちゃんがいつも買ってる映画雑誌を立ち読みしていたら、
「立野」
 呼んだ植田くん、手にはもう、紙袋に入った重そうな本抱えてた。
「あ、もう買っちゃったんだ」
「立野もなんか欲しかった?」
「ううん。それより、わたし、探した?」
 勝手に動いてごめんね、と言おうとしたら、
「マンガんとこいって、小説んとこ探して、それからエッセイんとこのつぎに、ここに来た。ここでいなかったらどうしようかと思った」
 それくらい大きな本屋さんで、わたし、吹き出した。
「すっごい、植田くん、エスパー?」

 本屋さんを出ようとして、エッセイのコーナーを横切る。
 なんとなく、さっき見かけたあのひとを探す。そんなわたしに、植田くん、すぐ気がついて、どうした? って聞いてくるから、何気なく。ほんとうに何気なく、
「さっき見かけた人がね、お見合いしたひと、だったか」
 ごと、って植田くん、本を落としたうえに、落とした本が自分の足のすねに当って、本を拾う素振りでうずくまる。
「大丈夫?」
「いやいやいやいやいやっ」
「え、大丈夫じゃないの?」
「そうじゃなくて」
 植田くん、まるで敵に囲まれた状況にでもいるみたいに、きょろきょろする。
 それから、なんだか、泣きそうな顔で、うずくまったままわたしを見上げた。
 本屋さんの、エッセイのコーナーで、
「お、見合い?」
 と聞かれたから、
「うん? お見合い」
「したの??」
「え、って、ええ!?」
 やっとわたし、植田くんの状況、というか心情、理解して、慌てて首も手も振った。
「したって、そんなの、もう何年も前の話だよ?」
 会社に入った頃で、出入りしている業者さんからの話を断れなくて、と言おうとしたら、まて、と植田くんに身振りでされて口を閉じた。
「そいつ、今、その辺にいるの?」
「え?」
 どうかなあ、と思いながら周りを見る。あ、いた。
「ほら、むこうに、三人いる右端のひと」
 友達と一緒に、なにかの本を探しながら、おとなしそうに、柔らかく笑っている。そのひとが、ふと、こちらを見て、目が合った。
 あ。
 と言いたげな、目線。素振り、口元。
 ……どうしよう、会釈くらいしても……と思ったとき、すごい勢いで立ち上がった植田くんに、すごい勢いで手をつかまれて、すごい勢いで本屋さんを出た。
 そんなわたしたちを見た、あのひとの、顔。
 びっくり、したみたいな。微笑ましいものを見た、みたいな。それからなにかを、あきらめる、みたいな。
 わたし、ざかざか引っ張られたまま、本屋を出て、新商品が出たから寄りたかったファーストフード店通り越して、後で寄りたいって言ってた雑貨屋も通り越して。
 人待ちの多い赤信号で立ち止まって、植田くん、
「それで?」
 って言った。
「え?」
 なにが? と植田くん見たら、
「お見合い、ヤツの条件っ」
 ……条件?
 えええと? たしか。
「ご両親は健在で、なんかすっごいお金持ってるからそこのところは大丈夫だって言われて、彼、も、もうマンション持ってて、だから同居じゃなくていい、とか」
「ふうん」
 ……ふうん、て……?
「え、あの。ちゃんと断ってるし、断られてるよ?」
 植田くん、ぎょっとして、
「断られたの? あいつに? 立野が?」
「え、だから、わたしも断ってる、んだけど……。って、最初は断れる雰囲気でもなかったんだけど……」

「あの、だからね、業者さんがまーまー気軽に、食事でも、っていうから、ね。わたし、その相手のひととふたりで食事、だと思ったの。だったら、友達に紹介されたと思って気楽に行けばいいかって。でも行ってみたら、えええと、あの、業者さんのお宅、でね。業者さん、お見合いセッティング趣味、みたいなひと、でね。だから業者さんのご家族もそういうのに慣れてて、ね」
 どうしても、新商品が食べたかったから戻ったファーストフード店で、わたし、ハンバーガーの包みをぱりぱり開けながら、
「わたし、すっごい気軽に身軽に行った、ら、ね」
 植田くん、目の前のハンバーガーにもポテトにもコーヒーにも手をつけないまま聞いてる。あの、冷めちゃうよ? って顔をしたら、植田くん、ポテトをひとつつまんで、
「あーん」
 て言う、から、口、開けたら、ポテト、食べさせられ、た。
 そのポテト、飲み込んで。包みを開けたハンバーガー、
「あーん?」
 て言いながら植田くんの口元、持って行ったら、ぷいって横向いた。
 ええと……。
 怒ってるの? な、なんで? って聞いたら、
「続き」
「え?」
「話、続き」
 トン、とテーブル、人差し指で叩いた。
 わたし、椅子の背もたれにもたれて、ハンバーガーひとくち、かじって飲み込む。……わ、あ。辛いっ。辛さが売りにしても辛くて、ハンバーガー置いてアイスティー、飲んだ。
「あのね、すっごいおとなしいひと、だったの。もーぜんぜん喋らなくて、その食事会でも、わたしそのひと以外のひとばっかと喋っててね、だから」
 だからけっきょく、その後に何回か会っても、続かない会話にちょっと、疲れたり、して。
「会話が成り立たないってことは、そのひとのこと、いつまでたってもよくわからないってことで、だから、断った、んだけど」
 植田くん、わたしかのハンバーガー取り上げて、代わりに自分のチーズバーガー、わたしの手の中に押し込んだ。辛くて、もう食べたくなかった、から、取り換えてくれて、
「……ありがとう」
 喋らなくても、伝わることもあるけれど、そういうのは、それまでに、これまでにたくさん、喋ってきた、から。なにが好きで、なにが嫌いで、なにが得意で、なにが苦手で、なにをどう思って、なにをどうしたいのか。
 チーズバーガーと植田くん、見比べて、ちょっと笑った。
「そういえば、高校生の頃って、わたし植田くんにいくら話しかけられても無視、してたよね」
 ろくな会話、したことなかった。
 ……でも。
 くすくす、笑ってると、植田くん、やっとわたしを見た。ちょっと機嫌、直ったみたいに、怒ってたっていうより、もしかしてすねてた、みたいに、
「俺のこと思い出して笑ってんの?」
「え? うん」
「ならいーや」
 わたしの食べかけのハンバーガー、ひとくちで半分くらい食べる。辛っ、て言う。自分のコーヒーじゃなくて、わたしのアイスティー、ちょうだいって、言って飲む。
「ねえ、辛過ぎるよねえ?」
 でも、となりの席のこども、平気な顔して食べてる。すごいねえ、ってまた笑ったら、植田くん、窓の外見て、本屋さんのほう、見て、
「立野が喋ってくれなくっても、あんま、関係なかったかなあ」
 学生、の頃の話、
「俺が、立野に興味あっただけ」
 わたし、も。あの頃、植田くんに返事をしなくても、したくなくても、それでも、
「うん、興味、は、あった、よね」
 植田くんみたいなひと、好きじゃなった。でも、気になった。興味が、あった。
「……そっか、興味、が、なかったんだ」
 まるで反対のこと、ぽつぽつ呟いたわたしに、植田くんが変な顔をした。だから、
「植田くんには、ずっと、興味があった。でも、あのひと、は、興味がなかった、んだなあって」
 だから、
 会話が続かなかった。続ける気もなかった。どうでも、よかった。おとなしくて、静かで、やさしそうなひとだったから、ほんとうに喋るのが苦手だったりヘタだったりしただけだったのかもしれないけれど、でも。
「最初にね、植田くんみたいなひとに興味持っちゃったから、その辺、麻痺してたのかも。すっごい押されないと、安心できなくなっちゃったんだよ」
「安心?」
「このひと、わたしのこと好きかなあ、って」
 正直に、言えば、
「お見合い、して。でもそれって、飲み会とかして気があってそれで連絡先教えあって、って言うのは違って、ただ、知り合って……知り合ったから、連絡先を知ってて、連絡取り合って、それで会う、ってね、ときどき、わたしなんでこのひとと会ってるんだろうなって、思うことがあったの。好きでも嫌いでもなくて、ただ、知ってるだけのひと、と。……お見合いだって、好きになれそうな人とか、好きなタイプとか、興味のあるひととかと結婚、したい、よね?」
 恋愛が結婚に結びつかないときがあるように、お見合いが結婚に結びつかないときだってある。
「そういうわたしの態度、ご両親のほうが先に気が付いたみたいで、ご両親のほうからね、今回はなかったことにって、言ってきてくれたの」
 植田くん、はあ? と身を乗り出して聞き返してきた。
「ご、両親?」
 と、聞かれて、
「え、うん、向こうのご両親」
「挨拶とか済ませてたの?」
「というか」
「……と、いうか?」
 ええええと。
「だから、業者さんがセッティングしてくれた食事会、でね」
「立野、すっごい身軽に気軽に行ったって言わなかった?」
「うん、だから、わたしはひとり、だったんだけど、とにかく行ったらね、なんかね、なんとね、その業者さんご夫妻と、業者さんの娘さんご家族……と、相手のひとと、そのご両親、が勢ぞろいで揃っててね」
「……立野はひとり?」
「そー。だからね、なんかね、もう逃げ場ない感じでね、なにこれ完全アウェイ状態!? って心の中で叫んじゃった」
 ぶ、って植田くん、口をつけかけていたコーヒー、噴出しそうな勢いで笑った。隣の席のこどももびっくりするくらいの勢いで笑って、そのままずーっと笑い続けるから、わたし、間が持たなくてチーズバーガー、半分くらい食べた。
 やっと笑うのやめた植田くん、それでもまだ笑いたそうに、
「そりゃ立野、あれだ。あっちの親も必死だったんじゃん? おとなしい息子にどーにかして嫁さんを、って」
「うん、ご両親はね、すっごい気に入ってくれたみたい。おとなしくていいお嬢さんですねーって」
「え、おとなしい?」
 その認識間違ってる、といいたそうな植田くんを睨みながら、
「初対面でわざわざおとなしくない自分を演出したりしませんー」
「それはまーそうか」
「それはまーそうなのっ」
 でも、けっきょく、
「わたし別に、ご両親と結婚するわけじゃないし、そもそも、あのひとがわたしのこと気に入ってくれたのかどうかもわかんなかったし」
「気に入らなきゃ、飯には誘わないだろ」
「そうかな?」
「そーだろ」
「でも」
 でも? と聞き返されて、
「おとなしいわたし、を気に入られても、ねえ」
 初対面のままのわたし、は、うわべの、わたし。そう言えば、でもそれも立野だろ、と、言われた、けれど。それはそうだけど。
「植田くんが知ってるわたし、が、わたしは好き」
 おとなしいわたしを気に入ってくれたあのひとたちは、苦手、だった。
「わたしの好きなわたしを、好きになってくれるひとが、いい」
「俺が、いい?」
 どこから機嫌がすっかり直ったのか、植田くん、ニヤニヤしながら聞いてくるから、テーブルの下で、植田くんの足、さっき本を落とした同じところ、蹴飛ばした。
「植田くん、で、いいよっ」
 植田くんはやっぱりニヤニヤと笑ったまま。俺は立野、が、いいよ、って言った。


8.29(金曜日) 全世帯に避難勧告


 昨晩の雨はすごかったっ!!
 と言うことで、避難勧告が出された地域在住でぶるぶるしていました。でも停電で、深夜で、いつその避難勧告が出されたのか存じません。翌朝テレビで、全国版で「へー、そんな勧告でてたんだー」とか思いました。
 「避難勧告」の意味がないので、もっと意味があるようにして欲しいなあと思いましたです、はい。でも全世帯に……ってどこに非難すればいいのやら……?
 幸い、我が家は坂の上にあるので、浸水の被害に遭うことはまずありませんが、出勤時→地域電車は止まっていたようですが、マイカー通勤なので冠水しそうなところを避けつつ出勤→坂を下りたところに小さな川があって、その川が大反乱していたようで、あたりのお宅大被害ぽくてぞっとしました。
 とりあえず、ぴかぴかゴロゴロ雨ざーざーのすごさに深夜まで眠りにつけず、停電するわ、真っ暗だわ、しかし遮光カーテンではないので、ぴっかぴっか眩しくってたまらなくて、もうとても眠れず、やっとこ眠りに付いたのはほんと深夜でした。たぶんきっと2時半過ぎくらい。
 遮光カーテンは眠りの必須アイテム、だと思いました。

 出勤してからも、どこへお使いに出ても、どこからの電話に出てもかけても「雨の被害に遭っていませんか?」が挨拶代わりです。
 あ、会社も無傷でした。ほんとによかったです。あと数百メートル先の地域になると途端に被害が大きくなったりして、土地の高さや低さを実感しました。
 朝一番で各地の友人からの大丈夫?メールも頂きまして、ご心配をおかけしています。わたしは何事もなかったよーに元気です。果てしなく寝不足なだけです。誰か腕の中で眠らせてください。その気持ちだけで頑張れます。


8.27(水曜日) 五感が覚えてる


 うん、覚えてるよ。
 この感覚……この香り……。
 すとろべりーだねっ。
 と思ってたんです。もう、なんか強気で、苺だねっ、って思ったので、そんな己を疑わず、ずーっと一週間くらいいちごだと思ってました。ストロベリーだと思ってました。
 トイレの最後にしゅーってするやつ、が。
 ぜったい、そうだと思って疑っていなかったんですが、ふと、なにげにふと、確認してみたらば!!
 ……マンゴーでした。
 ふれっしゅまんごーのかおり、って書いてありました。
 あれれー?
 思い込みってすごいなっ。と思いました。
 そんだけのお話です。マンゴーだと思えばマンゴーな香りがします。ひとなんていい加減なものです。ふ。


8.26(火曜日) すべてにおいてそう思えるといいなあと思いますが


 我が家のご飯はガス釜炊きなので、保温、とかできません。不便ですが、個人的にはガス釜で炊いたご飯はすっごいおいしいと思うので譲れません。
 なので基本的に残ると思われるご飯は冷凍保存です。たまに、あつあつのまま(冷凍するのが一番だと聞きまして)よく考えずに冷凍庫に投入すると、アイスが溶けたり氷が溶けたりと目も当てられない状態になって怒られます。
 さて。そんな冷凍ご飯をチンして食べようかと思いました。
 ……いつも、いつも気をつけてはいるんですよ? だからいつもは失敗しないんですよ?
 なのに失敗こきました。
 あつあつ……熱々になったご飯が、熱くって、
「ぎゃあっ」
 と放り投げてはいません、決して、誓って、ご飯をっ!! 放り投げるなんてことはしませんが、実際は放り投げたと思われても仕方のない勢いで手を離しました。
「ぎゃああああああああああぁぁぁぁぁ」
 ご、ご飯が、床にっ。
 ひー、お百姓さんに怒られるー。ご飯の神様に怒られるー。ていうか、おばーちゃんが生きてたら絶対怒られるーーーーーー。
 小さい頃、ご飯を粗末にしたら怒った祖母がいまだ忘れられません。それ以来、できる限り外食でもごはんは、ご飯粒まで残さないように努力をしています。大抵は、努力するまでもなくおいしく頂いていますが、他を残してもご飯は残さないようにしています。
 そんなご飯を、お、おと、落しちゃったよっ。
 あわあわします。
 慌ててご飯をがっつりすくい上げようと手を出しますが、あっついんです。とにかく熱いのです。熱いですが、せーの、で器に戻しました。
 うう……。
 ごはんは、落ちた側っちょをはらって食べました。食べますとも。もちろんですとも。
 しかし、やはりご飯を粗末にした代償はキチンとこの身に受けるのです。神様は見ています。
 熱々ご飯に触れた指先が……ほんのり火傷です。お風呂に入ると、痛んでじっこんじっこんします。ご飯、冷めるまでほっとけばよかったんじゃないかと思わないこともないですが、いやしかし、ご飯を床に放ったままにもできません。
 ごはんだけではなく、食べ物すべてに感謝をして粗末にしないようにしたいなあ、と思いました、です。

 ところで、その後家族中に「火傷? あんたばかだねえ」といたぶられましたが、対してわたしの言い訳は「だってご飯チンチンだったんだもん」。て、ふつーにいいますが、書いてみてちょっとアレなことに気付くわけですが、なんですか、これは方言なんでしょうか? 伏字にするべきなんでしょうか?
 いやでも、ふつーに言います、よ? ね?
 ふつーに、
「あんたそれ、ちんちんだもんで気をつけりんよ」て言いますよね??
 訳) あなたそれ、熱いから気をつけなさい。
 訳が必要な時点でダメですかそうですか。


8.25(月曜日) 遊びほうけてきました。


 昨日は大阪遠征で遊びほうけてまいりましたです。
 えええええと、いやもう、なんていうか、ほら、ええええと、オタク漬けです。ぶっちゃけすぎですかどーですか。いいですよね、わたしおたくですもんねっ。
 大阪は梅田にありましたジャンプショップとかにも行きました。名古屋にもあるようですが、普段「じゃあちょっと名古屋にお買い物にいってきますわお母様」とかいう生活をしているわけでもないので名古屋は不慣れです。
 うん、大阪も不慣れです。
 都会はすごいなあ、とひとごみに出くわすたびに思います。
 そんなこんなでひとの多さやJRやら地下鉄やらの路線の多さにくっらくらしながら、なんとなく一応、移動途中の(某会場→地下鉄からJRに乗り換えて大阪駅→新幹線乗るのに新大阪まで。の大阪駅付近)梅田で、散策。
 想像よりは小ぢんまりとしていた気がしますが、友人の子供(息子)連れて来たら喜ぶだろーなーと思いつつうろうろちょろちょろしてまいりました。
 ほんとドラゴンボールとか人気なんですねっ。……わたし小学生の頃見てた気がしますが……。あれから何年でしょう。いまの小学生が同じようにわくわくして見てるのがすごいっですよねっ。
 小中学生に混ざってひとつ八千円とかするぼんごれりんぐとか観賞してきました。
 その後もおたくらしくいろいろその方面で遊びほうけ、いいとしして空腹で倒れそうになるころ地元に到着。どーしても食べたい気になっていた小エビのカクテルサラダとミラノ風ドリアでお腹を満たしました。メニューでばればれです某ファミレスです。安価です。
 たくさん遊んだので頑張って働きます。いよいよ週末は先月末決算の〆に入ります。会計士さんとバトルです。ふぁいっっ!!


8.22(金曜日) はっくしょいっ


 朝晩、途端に涼しくなってきました、ね?
 一時的なものでしょうかどうなんでしょうか。うっかり「今夜は涼しいでしょう」というお天気おじさんの言葉を「今夜は寝やすいでしょう」と脳内変換したばかりに毛布を出さずにいたら、寒くって目が覚めました。
 基本的に自室は涼しいのです。夏にクーラー入れなくても、多分死ぬ五歩手前くらいくらいで大丈夫な感じには涼しいのです。外気温と同じですがまあ、涼しいのです。
 そんな真夏に、他の部屋よりは涼しい部屋は、他の部屋が涼しいときには寒いのです。
 ……風邪引くかと思ったっ。
 朝、暑くて目が覚めるときは、暑くてだっらだら汗をかいて目が覚めるときには、
「ああ……わたし生きてる。なんかそんな気がする」
 と言う感じなんですが、寒くって目が覚めた時は、
「体温低下、体温低下! 緊急事態! しかし体を温める術がありません隊長っ」
 て感じです。
 寒い方が、わりかし切羽詰ります。
 うう、寒いの嫌い。
 今朝は毛布or布団を出していこう、干してこう、と思ったのですが天候不調で、まーいーか、と舐めて……というか面倒で結局出さずに出かけてしまいました。
 ……こんばんもなんだか涼しそーですね。そーですね。
 しかし、干していないお布団もアレなので、このまま寝ますグッナイです。
 どーしても寒かったら座布団とかかぶります。はい。


8.19(火曜日) ゆずぽんず


 朝から妹が呪いのように「ローソン・からあげくん・柚子〜〜」と呟いていたので、なんのことじゃろうと思いつつ気になって帰りにローソンに寄ってみたらば、柚子ポン酢味(一味入り)のからあげくんを売っていました。
 ……というか、あれ? 期間限定とか、なんでしょうか? 普段あまり気にしていないのでなにがどうやらよくわかりません。
 とりあえず買って帰ります。
 詳しく聞くと、今日、だけ、限定??
 だったんでしょーかどーなんでしょーか。なんかそーらしいです。
 え、一日限定??
 とにもかくにもおいしかったです。柚子ポン酢味でした。柚子ポン酢。爽やかさの中に一味のぴりり加減がたまりませんでした柚子ポン酢。


8.18(月曜日) お盆休み終了です


 そんなこんなの上京話をひとつ。おたくのたわごと、をひとつ。

 ……あっつい!! かった、です。
 暑い暑い。
 そんなんみんなだよ、と言われてしまうとそれはもちろんそうなんですが、東京は某会場、入場までにコ一時間、えんえんと照りつける日光、アスファルトから照り返す紫外線。肌はじりじりと悲鳴をあげます。
 ううううう、あれだ、あれです、これがなんとかってフライパンの上だったなら「ほら、ご覧ください、こんなに油が出てきましたよ」って脂肪分だけ出たりしてヘルシーな感じですが、猛暑の中の人間からは、とりあえず汗しか出てきません。
 汗だくです。汗だくだくです。
 そんな15日、16日の物語。
 風通しのよい場所の風が海沿いのため強風で涼しかったのだけが幸いでした。会場内を歩いているだけでぼたぼた汗をかきます。あご先から落ちます。
 あああああ、これがえろしーんで格好いい男性が組み敷いた誰かを見下ろしてたりとかなら絵になるのにな。うんきっとなるな、いやどーかな、そーかな?? とどうでもいいことを考えます。すでに脳内がイってます。
 シャレにならない勢いでハマった某漫画のせいで、友人も巻き込みます。炎天下に並ばせたりします。紫外線はすべての女性の敵です。ほんとスミマセンと言いつつ、「もういいよ」とはいいません。わたし鬼か。ほんっとにスミマセン、と思ってます……よ??

 宿に取ったホテルが銀座近くなので、そこいら当りに食事に出ました。あらかじめ、下調べはばっちりです←友人が。
 下調べしておかないと迷いますが、下調べして手元にきちんと地図があったって迷います。おのれ都会め。
 なんかこう、地元の感覚と違うのです。
 地元ではどこかのお店を探すにも、地図を見て、目星をつけたあたりを見渡すと、ぽつんとお店がある、のですが。
 都会はまず、見まわす範囲、全部ビルとか建っていて、目印とかわかんないし、いやいやもうほんとに「あった、あれだ!」と直感みたいな、五感みたいな、一か八かみたいな、そういうかんじで探すしかないような気がします。
 あれです、アハ体験みたいな感じです。見つけた瞬間になにかレベルアップした気がします。地図の二次元と現実の三次元がぴたりと重なります。アハ!

 今回もしろさんと合流できたりと楽しかったです。せっかく会えるのだからもっとゆっくりしたいなーと思いつつも、新幹線タイムに逢瀬を引き裂かれます。
 家に帰りついたらお風呂でゆっくりしました。まったりしました。
 ふいー、ごくらくごくらくー。
 おたくもなかなか楽じゃない、と思いますが、次の日曜は今度は大阪に行ったりします。
 えへ。


8.14(木曜日) お盆休みです


 どどーん昨日からお盆休みに入りました。さっそくお盆らしく、お寺さんへ出向きました。父方の親戚勢ぞろいです。
 「よっちゃん、よっちゃん」とかわいがられているのはわかっていても、だからこそダメージポイントの大きな再会です。くうう、おねがいですから、よっちゃんてヤメて。よっちゃんて。
 顔なじみのお寺さんです。帰り際にお菓子を頂きました。
 も・な・か。
 おいしい最中でした。
 いえしかし、おいしかったからわざわざ写真に撮ったわけではなく。
 この、最中さんのお顔が、
「え、あれ? おばーちゃん??」
 一瞬そう見えたんです。こんな感じ、こんな感じ。あ、でも、母方の。
母方の祖母を思い出しました。
 だってなんかこんな感じだったんだもん。
 念のため妹に確認を取ってみると「あ、ほんだ、おばーちゃんだ。……えええ? いやこれおばーちゃんじゃん」といいながらおいしそうに頂いていたので間違いありません。
 なんだか心がほんわかしました。
 そんなお盆のはじまり。

 そして盆休みと言えばアレです。そう、ソレです。
 明日からちょっくら上京してまいります。東京です。えへへです。おたくイベントです。夏コミです。一般参加です。ぐるぐるしてまいります。いってきますです。


8.12(火曜日) うわて、だなあと思います


 お友達のバースデーのお祝いで、ケーキ係になりました。
 地元ではわりと有名なケーキ屋さんの夏ケーキに目星をつけました。バースデーケーキではないですが、ホールの、マンゴーのムースのケーキです。3〜4人で頂くのにちょうどいい大きさです。
 先週末に「このケーキ取り置きしてもらえますか?」と聞いてみたところ、バースデーケーキ以外の取り置きはできません、と言われてしまいました。
 となると、会社帰りの夕方まで、果たしてそのケーキが残っているかどうなのか、心配なところです。
 どーしよーかなー、その時にあるケーキでいいかなー、と考えていたら、妹が、「午前中に行って買ってきてあげてもいいよ?」と天使のようなことを言いました。
 それはぜひお願いします、と頼んだ本日。
 帰宅すると無事にお目当てのケーキがありました。
 やっほー、さんきゅーあいする妹よ。
 さっそく冷蔵庫から出して友人宅へれっつごー。と思いながらふとみると、隣にもうひとつ、ケーキの箱があります。
「あれ、自分用の買ってきた?」
 と尋ねると、
「うん、もらってたお金の残りを勝手にお駄賃にしてみた」
 ……って、そりゃほんとに勝手だなおいっ。
 5千円を渡しておいて、千五百円のケーキを頼んで、お釣りで好きなだけカットケーキを買われました。なんかいろいろフリーダムだと思います。
「……すごいやられた気分がする」
 お駄賃高くないですか? そんなもんですか??
 でも買ってきちゃったものはしょーがないか、とがっくりしていると、さすがにちょっとは悪いと思ったのか、妹がそっと105円、くれました。
「……なにこれ」
「気を利かせて、バースデーケーキ以外には付けれませんて言われた、ほら、あの、ホワイトチョコレートのお誕生日おめでとうプレートを、ごり押しして無理矢理つけてもらったら105円別に取られた。その105円、わたしが出してあげるよ、しょーがないなあ。ぜったいおねーちゃんだったら、付けれませんて言われた時点で、そーですかって引き下がると思ったけど、そこは無理矢理つけてもらった。だってあったほうがかわいいじゃん。その105円、出してあげるよ」
 ありがとう、と言う以外にわたしに言葉はあったでしょうかどーなんでしょうか……。
 マンゴーケーキはおいしかったです。


8.11(月曜日) たくさんあぶらがとれるねっ


 各色そろってます主に外で家を建てている工事部のひとがなんかたくさんくれました。
 お〜いお茶、についているらしい茶殻入りお茶の香りあぶらとり紙。です。たくさんです。実は第二弾です。少し前にも20コくらいもらいました。
 たくさんあるので、自分で使ってみるとかしたらどーですか? と提案をしたら、そんなんちまちま使うより顔を洗ったほうがはやい、と言われました。なるほどごもっとも。
 自分で使わなくとも、オマケの付いているものをついつい買ってしまうのは、なんだかよくわかります。とてもよくわかります。
 いやしかし、どーせだから、奥さんにあげればいーんじゃないですか?? と再び提案したましたら、「え、うちの奥さんそんなの使う?」と聞き返されました。……うん、よくわかんないですけど、きっとたぶん使ってると思いますよ??
 でもとにかくくれました。
 お茶の香りがいい感じです。当分あぶらとり紙買わなくてすみそうです。ありがとうございました。


8.8(金曜日) お、北京オリンピック開催日、ですね。


 オリンピック、というと、ずっとずっと昔、ちいちゃいころ、おばーちゃんと一緒に、おばーちゃんの家で、おばーちゃんが「オリンピックはすごいねえ」というのを聞きながらテレビを見ていたことを思い出します。
 当時のわたしはきっと「オリンピック」てなんじゃろ? と思っていたに違いないですが、オリンピックが始まると、おばーちゃんが「オリンピックはすごいねえ」と言っていたのを思い出します。
 メダルがいくつ、とか、そういったことにはいまいち興味がないのですが、この時期になるともう何年も前になくなったおばーちゃんを思い出してしみじみします。





 というしみじみとした話をしようと思ったわけではなく……。
 こんな孫に育って申し訳ありません、というかんじで、以下、おたく業務連絡でございます。

 8月24日 大阪イベントのスペースナンバー頂きました。
 2号館 F36b 月を見にいきませんか。

 もしかしてイベントに参加される方がいましたらば、用事をすませまして、ものすっごいお暇になった時にでもふと思い出してもらえたなら、声でもかけてやってください、です。


8.7(木曜日) 漠然と待ってるだけじゃダメってわかった


 あれえ〜? あのドラマっていつからやるんだっけ〜? ほら、「ここはグリーンウッド」
 て、のんきに思ってましたらば、なんかもう始まってました。
 あれええええ?
 そのうちに始まれば気付くだろう、と思っていたんですが、どうもわたくし地域では放送が入らない? らしく、気付くとか気付かないとか以前の問題でした。
 やってない。
 そうかー、花ざかりの君たちへ、よりも扱い小さいのかーーー、となんとなくぷちショックでした。個人的な勝手な思い入れの差、なんですけど、ね。
 地元のいなかっぷりを実感します。
 住んでる分にはなんら不自由ないんですけど……。


8.6(水曜日) なんかもーどっちでもいいかー?


 夏の必需品、冷蔵庫にいつもゼロキロカロリーコーラ。
 えらい安いお店発見。
 しかし、

 1.5リットル138円と2リットル183円ではどっちが得なのか!

 咄嗟に計算できない自分に愕然としました。
(答え、多分微妙に2リットルの方が安い)
 ……コンビニとかで500ミリリットル買うよりは全然安いからもーどっちでもいいや、という適当な結論に達しました。
 ちゃちゃっと計算のできる賢そうな女性になりたいなとコーラの前でたたずみ、コーラを見つめながらしみじみと思いました。


8.5(火曜日) とりあえずやっちゃいなヨ


 例によって、周期的に起こる「日記はブログがいいかな」病発病で、いえ、他にもちと思うところもありまして、ブログかあ〜、どんなとこのがあるのかなー、使いやすいのかなー、とか思いながら色々見てます。見るだけは。
 ええと、うん、ほんととりあえずやっちゃえばいーんじゃないのーーー?
 と自分で思いますが、家電製品買っても取り説読まないと気がすまないというか、一通り目を通してからでないといじれないというか、そんな変なトコばっかどうでもいい感じのmy性格のせいで、ブログQ&Aとか読んでいるうちに、なんか面倒になってきます。
 うあー、面倒〜〜、もいっかあ、今までどおりでいっかあ。
 いっそ、説明読むの面倒〜〜もいっかあ、とりあえず作っちゃおうか〜〜。にならないのはなぜなのか。自己七不思議。こんな不思議はいらない。
 あなたの七不思議はなんですか?
 という感じで、ブログ話はあやふやに……。えへ。


8.4(月曜日) いいですね


 ドラマ「あんどーなつ」を見るようになって、やたらと和菓子の購入回数が増えています。
 原作を読んだことはないですが、ドラマは穏やかにひととひととお菓子と下町のことが描かれていてなんだかほっとします。はやく次が見たい! とうわけではないのですが、見ないと損したような気になるので毎回見てます。
 そして見るたびに和菓子食べたくなります。ぐおー。
 地元の老舗な和菓子店のお高めお菓子は……いやあの、高い、から、あまり購入したりはしませんが、でも食品売り場で大福見つけたり、お手ごろ価格お花見団子を見つけたりすると買っちゃいます。三日に一回くらい、なんかお団子とかおまんじゅうとか食べてます。
 ということでプチ和菓子ブームです。
 あああ、でも水菓子系はちょっと苦手です。もっちもっち食べられるものが好きです。

 今期チェックドラマは「あんどーなつ」と「魔王」です。対極です。いいバランスじゃないでしょうか??
 たまたま先週見てた「ヤスコとケンジ」もおもしろかったので次も見たい気がします。松岡さんが熱くておかしかったです。って、え、もう4話目、ですか??


8.1(金曜日) 見覚えのある景色


 ……というわけで(昨日日記参照)歯医者さんに行ってきました。
 2〜3年前に行っていた歯医者さん、ではなく、元の、小さな頃にお世話になっていた歯医者さんに出戻りです。
 うん、やっぱりそこの歯医者さんのほうがいい、かな??
 時間とか、いろいろ都合つけるのたいへんなんですが、そこで治療してもらった銀歯が取れたし、出戻りです。ただいまです。
 さて、なによりも、その歯医者さん、問題があります。
 ……しかし、いや、まさか、もうわたしもいい年だしっ。
 と思いながら行ったらば……言われた、言われました。歯医者さんに。
「はーい、芳雪ちゃん、今日はどの歯が調子悪かったかなーー?」
 くっ。センセー(男性)、いつになったらその呼び方やめてくれるんですか???
 妹もなんか毎回得体の知れないダメージを受けているらしいです。わたしも受けました。18HPくらいのダメージです。受けたどうだか画面上では微妙ですが、確実になにか受けましたっ。

 平成8年に治療した歯、だったようです。……12年。よくもった、ほうではないでしょうかどうでしょうか。
「あー、この歯は神経もうないからねー、痛くもなんともなかったよねー? よかったねーー。反対側のこの歯だったら、痛くて泣けてたかもねーー」
 そ、そうですか。
 センセーのその緊迫感のないお話の仕方、相変わらずですね??
 歯医者さんはビルの二階。治療室は一面ガラス張り。そこから見える風景はなんとなく建物は増えましたが、相変わらずの地元の田舎風景で、センセーも相変わらずで、なんか安心しました。
 一週間後には新しい詰め物がはいりまーす。

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