日記……のような……


2006.10〜


10.31(火曜日) はろうぃん


 なんとなく車の調子が悪くって点検に出しているんですが、家族とか会社の人とか友人とか、わたしの車が代車に変わっていることに気付くたびに、もうなんだか、それ以外にないだろう、と言いたげに、
「今度はどこぶつけたの?」
 とか聞いてきます。
 ……今度はぶつけてません。

 友人の旦那の愚痴を聞いていました。
「うちの旦那、A型やんね、ちょー細かいやんねえ」
 と言うので、
「わたしもA型ーー」 
 という話の流れになったら、
「おんなじA型でも芳雪ちゃんくらい大雑把だといいのにねえ」
 と爽やかに言われました。

 他人から見たわたし、というのものは、わたしが思うわたしとは大きくズレているようです。おかしいな、もっと慎重で神経質な人間だと思ってんだけどな……あ、ちょっと嘘です。


10.30(月曜日) オタクイベントです、おたく……


 29日は所用で東京は浅草へ出かけました。
 →証拠写真(別に誰も疑ってない)雷門

 友人が探してくれた甘味処であんみつ食べました。有名みたいです。仲見世通り「梅園」さん。黒蜜おいしかったです。白玉もあんこもカンテンもおいしかったです。甘味やさんであんみつをいただく、というのが初めてだったのでうきうきしました。美味でした。でも完食にはいたりませんでした。敵は大量でした(……敵じゃない)

 草加せんべいを購入しました。おせんべいは大好きですが、特にっ、特に。幼い頃、おじが30枚50枚単位で買ってきてくれた「入山煎餅」さんのおせんべいがどうしてもどうしても買いたくて、友人を引っ張りまわしました。わたしはそこのおせんべーが食べたかったんですーーー。
 昔は、山ほどのお土産のおせんべいを見て、おじちゃんすげえ! おせんべをそんなに買えるおとなってすごい! と大量のおせんべいを見て思ったものですが、わたしも大量に購入できるおとなになりました。おじちゃん、わたしもおとなになりましたよーーー。
 おせんべいは、普段は海苔を入れている大きなタッパーウ○アに、ざらざらと入れます。
 昔は年末におじちゃんがおせんべいを持ってきてくれたので、なんだか、このおせんべいを見ると正月が来る気がします。そんなすてき思い出おせんべいです。

 浅草寺は、なにやらすごい人出で、なんだかよくわかりませんでしたが、ちゃんとお参りもしてきました。学問とか商売とか、重点的になにをお参りすればよかったところなのかよくわかってませんが、とにかくお参りしてきました。
 友人が、観光客さんに写真を頼まれていました。英語でした。わたしが頼まれたわけでもないのにどきどきしました。観光地だなあ、と思いました。
 天気予報では雨が降る予定だったので傘を持って行ったりしたのですが、日も差して来てよい天気になりました。
 浅草へ赴いたメインのイベントも楽しかったですし、すてき一日を過ごしましたです。
 東京といえば、来月も再来月も行っちゃう予定です。うふふー。


10.25(水曜日) TUBAKIじゃなくてTSUBAKIでした


 まだまだ日中は暖かくて、半そで姿のひとも見かけますが、さすがに、パジャマの半そでは寒いっ、と思いやっとこ長そでにしました。
 ……そんだけ、です。


10.24(火曜日) お気に入りシャンプーはTUBAKI 


 伸ばすぞ、と思って伸ばしているわけなのですが、けっこう伸びてきました。髪が。
 伸ばす前は、いろいろなアレンジを夢見たものですが、いざ伸びてみると、もー、どーにもできません。ちょっと失念してたんですけど、なんてったって、自分でもびっくりするくらい不器用なのでございます。
 今はやりの(?)頭のてっぺんお団子ヘアーにチャレンジするも、え、なに、お団子ってどー作るの? と。
 頭では分かっていても手が動きません。見かねた妹がちゃちゃっと丸めてくれました。わー。ピンがたった二本で止まってる意味がわからない。仕組みが分からない。なに、どーなってんの? という不器用さです。
 それはともかく、ひとの髪で引き続き遊んでいた妹がとつぜんおなかを抱えて笑い出したので、なんだよ、と思って鏡を覗いたら、なんか、あれです。お団子っていうか、なんか縄文時代の男の人みたいな感じになっていて(あくまでも、そんな感じ、という感じ)わたしも笑いました。涙が出るまで笑えました。
 こんなことで笑える人生は、幸せだなあと思いました。


10.23(月曜日) 見た夢をちゃんとメモった! ……所まで夢だった、とゆーのは辛いですね……うはぁ


 「FIGHT!」
 と、誰かが声を掛けてくれたらバトれます。とゆーくらい燃えています、わたしの闘志。
 敵は、会計事務所さんです。すごい、びっくりするくらい気が合いません。こんな人付き合いも初めてで、ある意味どきどきします。むしろ恋だったらよかったのにっ。
 顔を合わせるたびに一触即発です。わたしが。相手はどう思っているか知りませんが。
 ここでバトったら、クビになるのわたしかなー、会計事務所さんかなー。きっとわたしだろーなーーーうほほーー。


10.22(日曜日) わあもう22日だっ


 夢、を創作のネタにすることは、わりとあります。
 まんまそのまんま、ではなくても、サイト内にもあります。「マ・コイ」とか「鈴の花の音」とか。
 夢の中では「マ・コイ」は殺人事件だったり、「鈴の花の音」は人身売買だったりしたんですが、まあ、元ネタは元ネタなのでございます。ヤな夢ばっかですね……。
 んで。日々、ネタになるよーな夢を今日も見ないかなーと、思ったりしているわけです。
 夢を見ていると、「あ、これは夢だ」と思うことがありませんか? そういう時はすかさずに、ネタにしよう! と努力を試みます。
 ふふ、この夢わりと起承転結あるから(多分実際はそんなこと全然なくて、しっちゃかめっちゃかな夢だと思うんですが)、目が覚めてても覚えてたらラッキー、みたいな。
 しかし、なぜか、そう思ったとたんに、それは夢の中で読んでいる漫画や小説の物語になっているのです。なぜか。
 えー、あれー? 夢だと思ったらこれ、漫画(小説)かあ、んじゃ、このネタ使ったら盗作じゃん。とか、冷静に考えます。
 ……で、目が覚めてみると「なんかわたし、おもしろい漫画読んでたなあ」という夢になっていて、その漫画(小説)のストーリーを覚えてないっ。
 覚えてたらすごいミラクルストーリーを書けたかもしれないのにっ!!
 ……まあ、奇跡のお話なんて書けるわけもないんですが。
 あれ、今なんか夢みてたよなあ、どんな夢だったかなあ、と。週末のゆっくり夢を見る余裕がある朝は、なんだかしょっちゅう自分とそんなやり取りをしているような気がします、です。
 夢も、記憶力がよかったら覚えていられるんでしょーか。ぜんぜん別物なんでしょーか。

 そんなことで悩むより、自らの力でネタ作れ。とセルフ突っ込みなこんな週末。
 なぜこんな日記ネタかとゆーと、今朝方見た夢は、確かにっ、確かに岡田准一くんが出ていたから(でも内容は覚えてない/笑)
 えええと、うん、あの……。


10.20(金曜日) 晒し者


 本日の会社の、年下の上司との会話。

「芳雪サン、ちょっと電話番号調べてほしいんだけど」
「はあ、どこのです?」
「○○市の合同庁舎」
「合同庁舎の中の、どこです? 税務署とか労働局とか、入ってますけど」
「法務局は? 入ってる?」
「入ってますよ」
「じゃあ、法務局っぽいところの調べて」

 ……じゃあ、って、ぽいところ、ってなんなんでしょうか。
 上司に恵まれなかったら、おーじんじ、おーじんじ。


10.18(水曜日) そーだったのか


 夏のボーナスでパソコンを購入してはや数ヶ月。
 どうしても……どーしてもっ、なぜかなぜやら、壁紙を変えることができなくて半ば諦めていました。何度変えても変えても変えても変えてもっ。もうその壁紙飽きたんだよーーーと、その壁紙を元から消去してもっ。……再起動するとなぜか元通りなのです。
 いいよ。壁紙なんて、もーなんでもいいよ……ふ……。
 と、無駄なあがきは、あと一回でやめよう、ともう何度目か、パソコンの販売元のサイトなどを見ていたら……あった。ありました。修正プログラムっ。
 なんだよう、やっぱりパソコンがおかしかったのか、わたしのやり方じゃなかったのかーーーー。
 いそいそと、修正プログラムをダウンロード、をポチっと押したら、終了しました。あとは壁紙変え放題です。やっほー。
 気分がすっきりしました、です、はい。


10.17(火曜日) 小さな旅、日記


 もうあんまりにも近すぎて行ったことがなかった、という温泉街に一泊してきました。車でおよそ40分くらい。近っ。
 それからはるか幼い頃に行ったきりのわりかし近所のわりかし小さな水族館とか行ってきました。近所のメージャーなところでは、名古屋港水族館、などとは比べ物にならない小規模なところですが、でもちゃんとイルカショーとかあって、アットホームな感じで、イルカやアシカが近くて、なんか楽しかったです。
 イルカと一緒に泳ぐお兄さんの笑顔がスペシャルに爽やかでした。ペンギンは夕日の中、同じ方向を向いていたり、セイウチでかっ、とか思ったり。
 昔はなかった(はずの)おもちゃ王国とか併設されていて、平日の、ひとの少ないなかで、ブロックとか、シルバニアファミリーとかパズルとか、すごい、夢中になって遊んできました。いいおとな、だけだとイタイ感じですが、ちゃんと幼児も同行していたので堂々と遊んできました。幼児は、あれです。遊ぶというか、ブロックとか、主に、舐めっぱなしで、よだれべとべとです。
「んー? おいしい? 青いのが特においしい? 赤いのは? いや? 青いのがいい? そっかーよかったねー」
 ご近所めぐりのんびり旅で楽しかったです。近場もなかなか侮れません。ぺんぎん

 →夕日に背を向け、同じ方向を向くペンギンさんたち。手前の彼(彼女かも)だけカメラ目線。
 時間がたつと、ぐるりとまわって夕日に向かって立ってました。らぶりー。


10.14(土曜日) 今日日記は新婚さんの立野さん代理で


 (多分、このふたりの休日が週末に重なることはないんじゃないかなあ、とは思いますが)
 秋晴れのうららかな週末に、なんとなく気分がよさそうに、己陽くんが、
「麻子サン、なんか欲しいものとかある?」
「ある!」
「お、即答。よいお返事」
 なんだか、なんでもかんでも気持ちよさそうに笑う。から。きもちよく、欲しいものが買ってもらえそうでちょっと嬉しくなってずばり、言ってみた。
「フライパンが欲しいな」
 己陽くんは、ものすごく意外なものを聞いた顔で、
「は?」
 と聞き返してきたから、
「フライパン」
「いや、フライパンはわかった。……なんでフライパン? もっとこう……」
「だって、あのね、新婚家庭っていっても、使えるものは、己陽くん、ひとり暮らしのときからの使いまわしで、それはいいんだけど、フライパンがね、テフロン加工取れちゃっててどうにも使いにくいから。油も余計に使うし」
「………そーですか」
「うん、そうなの」
「んじゃ、ホームセンターにでもデートしますか」
「ところで、テフロン加工のテフロンって、どうして取れちゃうんだろうね? それはもちろん永久的じゃないんだろうけど、取れちゃったテフロンって、わたしやみっちゃんのお腹の中かな……ちょっとずつ食べちゃってるのかな? どう思う?」
「……いや、さあ。どーだろ……。てゆーかみっちゃんはやめてってば」


 いえ、あの、テフロンの行方が……気になっただけ、なんですけど。


 オマケ

 ホームセンターデート中に、己陽くんが、思い出したみたいにぽつりと言った。
「そーいえば麻子、アレはやめて」
「どれ?」
「洗濯中に、ゲゲゲの鬼太郎の曲を口ずさむのはやめて」
「え、わたし、歌ってた??」
「歌ってない。鼻歌。おかげで、なんか朝から、ぐるぐるその曲が頭の中を回ってる……」
「うわ、ごめんね。じゃあ、なんの曲ならいい?」
「いや、あの、せめてもうちょっと明るい曲で……」


 ……わたし自身だとあほっぽいですが、赤の他人に置きかえるとなんか幸せそう……かも。ね。きっと、多分。


10.13(金曜日) もちろんそう……じゃないの??


 ドラゴンズ優勝セールで友人に付き合って某ジーンズショップに行ったらば。
 ぐったり疲れた顔をした店員さんのおにーさんが、疲れた様子で、試着をしている友人を待っているわたしに話しかけてきました。
「やっぱり、お客さんも優勝セール狙いですか?」
 わたしは拳を握って答えました。
「もちろんです」
 それ以外になにがあると? 野球に興味はないですけど、優勝の行方には大変興味がありましたとも。
 おにーさんは、わたしの聞き間違いでなければ、
「みんなそーゆー時だけ来てきたないですよねー」
 と言いました。…………そんな言い方ありなんですか。ついでもこんなことも言っていました。
「僕もう、五時間立ちっぱなしですよー。勘弁してくださいよー」
 わたし的には、いや、五時間くらい……バーゲンなんだし、てゆーか、そーゆー仕事なんじゃ……。座ってる店員さんはヤだな。と思ったんですけど、あれ、間違っているのはわたしですか? 休憩取れなくって辛いなーとか言いたかったんでしょうか。
 十歳くらい年下のおにーさんでしたが、あまりにもあたりまえの顔をして言うので、なにが正しいのか正しくないのか混乱します。
 わたしだったら、バーゲンで、お客さん長蛇の列で〜、なんて、ちょっとうんざりしつつもいつもと違うお祭りな雰囲気がわくわく楽しいと思うんですけど。ひとそれぞれ、なんでしょうか。さて。


10.12(木曜日) カカオ99%はチョコじゃないと思います個人的に……カカオじゃん


 風邪じゃない、思いつつも、どーにも口内炎が痛かったので(今年は口周り厄年)なんか塗り薬でももらおうとお医者さんに行ったら、のどが赤いから風邪じゃないの? と内科なのに相変わらず、お付き合い20数年の先生は適当っぷりを発揮して、試しにいつもと違うけど漢方飲んでみる? 漢方、と葛根湯を処方してくれました。葛根湯。初葛根湯。初めて飲みました。気のせいでなければ京都名物八橋の味がしました。


10.11(水曜日) ほろにがきのこの山


 新商品は手にとってみたくなるものです。
 最近多い、ほろにがチョコは、わりと、美味しくいただけます。
 とゆーことで、ほろにがのきのこの山です。
 きのこの山は、あのクッキーの部分が苦手なんですが、新商品なので購入してみました。食感的にはたけのこの里のほうが好きですが、新製品なので(以下略)
 チョコはおいしーです。でもやっぱり、クッキーの部分がなぜか苦手です。
 一緒に食べていた妹は、ほろにがチョコがあまり好きではありません。でもクッキーは美味しいというので、わたしがチョコの部分を食べて、妹がクッキーの部分を食べます。
 なにやらほほえましいですが(そうか?)いい年をしてあほ姉妹です。
 そのうちに妹がどこかへ行ってしまいました。わたしはもくもくと、残ったきのこの山のチョコのところだけを食べて、クッキーのところはどうしようかと考えて、そっと箱に戻しておきました。
 次からはチョコレートだけのチョコレートを買おうと思います。


10.10(火曜日) 季節の変わり目を


 なにやらずーっと口内炎が痛くって、風邪だと思ってたんですが、食欲あるし元気だし、なんだかなーと思っていたら、生理も終わったとゆーのに吹き出物ができたりして、やっぱりどうにもどうもからだの調子がおかしい、のかな? とか思っていました。意識的には元気ですよ。体力もりもりです。なんだろう、精神的苦痛? なんか悩みでもあるのかなわたし、とか悩んでいたら、えええと、なに? オータムショック? とやら、らしい、です。
 なんかよーわかりませんが。
 季節の変わり目。夏の熱がどーとかこーとか。
 吹き出物と口内炎ができる、とか、まんまじゃないですか。
 なーんだ、そうか、季節のせいか。
 ということで、どーすればいいのかこれまたよくわかりませんが、解熱、解毒、利尿排泄を心がけて生活したいと思います。うん、ほんとに、どーすればいいのかよくわかりませんが。だって解毒って。ゲームのアイテムとかにありましたよね。解熱も。利尿は……ない。きっとない。


10.9(月曜日) ナビ


 引越しをした友人宅に遊びに行きました。車で行きました。
 そんなに遠く、ではないのですが、地理の不慣れな場所です。ナビ搭載の車を持った友人と一緒に行きました。住所を入れます。到着予定時刻まで出ます。こりゃすごい。(ナビ初心者なもので……)
「だいたい、あれだよね、国道びゃーっと言って、あそこで曲がって、そんでちょっと迷ったら着く? くらいだよね?」
 なにしろナビ初心者なので、どうナビを信頼していいのかわからず、一応、自分でも大方の道順の目処はつけていきます。
「そーだねー、だいたい、そんな道順でいいよねー」
 友人も、ナビを持っているわりに使うのは初めてです。
 さて、いざ出発。
 ナビは、いろいろ、とことん、常に、わたしたちの予測を裏切った道を示す、ではありませんか。
 いや、でも、それはまあ、目的地に着ければいーことなんです。はい。
 ナビすごい。最短距離。さすがナビ!
 問題は、わたしたち自身です。
 ナビは喋ります。
『200メートル先の交差点を左に曲がってください』
 わたしたちは顔を見合わせます。運転中で危険ですが顔を見合わせます。
「……200メートルってどんくらい?」
 顔を見合わせている間にも、200メートルは縮まって行きます。
『100メートル先を左に曲がってください』
「え、もう100!?」
『次の信号を左に曲がってください』
「次ってここ!? も一個向こう!?」
 ……常にそんな調子で大変気を使いました。ナビ様め。知らない道の、さらに予想もしていなかった道を走っているので心に余裕がありません。
 世の中のナビを使いこなしているアマタの人々は、こんな思いをしていないのでしょうか?? よゆーで使いこなしているのでしょうか。
 多分、よゆーで使いこなしている、のでしょうね。ふふ。
 使い終えてみればナビ様すごい、と思いますが、旅はやはり、地図とにらめっこしつつ、迷いつつのんびり行くのが好き、かな、と思います。いや別に、今日は、旅に出たわけじゃないんですけど、ね。


10.7(土曜日) こねこにゃ


 我が家近所には猫がたくさんいます。この季節、こねこにゃがたくさんいます。
 かわ、かわいい……っ。
 親子か赤の他人かなんだか知らないですけど、三匹とか仲良く並んで歩いているのを発見すると、ほのぼのとした気分になります。
 以前ペットショップで見た猫にゃは、なんてゆーか敵のいない世界でのびのびと、おなか出してセクシーポーズで寝てましたが、野良は違います、野良は。眠っているように見えても、近付くと、瞬時に起きます。睨んできます。ごめんよ悪かったよ。何もしないからゆっくりおやすみよ。
 なんていう心の声が届くわけもないので、「うがあっ!」と襲い掛かる振りをすると逃げ出します。どうだ参ったか(芳雪さんひとでなし)

 とか、見ているだけ、ならかわいいのですが、会社で以前、猫のフンの害にあったりしまして、こんにゃろ、とかも思います。生きることは戦いです。知能戦です。庭木を植えてある場所をきれいに見せるために入れておいた砂を撤去したら猫にゃもいなくなりました。勝った! つもりですが、殺風景になったその場所を見ると、なにやら負けた気もします。心は大敗です。


10.6(金曜日) お返事


 リンクにペルレトラオムさん、貼らせて頂きました。優しいけれど鋭い文字や言葉がいっぱいのサイトさんです。よろしくおねがいします、です。


 4日日記は、そうです、買い置きはきちんとしておきましょう、という戒めです(いえ、そんな大したモンでもないですが)。
 お風呂は最初は40W電球だったのですが、わたしも妹も長読書風呂をするので、目に悪い、と見かねた父が60Wにしました。おかげで電球にかぶせてある笠が……焦げてます。大変危険だと思います……。いいんでしょーか、いや、まずい、ような……。
 でも電気は、明りは、白に近いほうが落ち着きます。ホテルに泊まったりすると、オレンジ色の間接照明とかしなくて、ちょっと落ち着きません。ぱあーっと明るくしてほしい、です。それだと、瞳の色の濃くない外国のかたなどには眩しい、のでしょうか、やはり。

 4日日記の代役は、一応、一志=まいりとるしすたーです。
 わたしが一志役だった場合、トイレの電気をためらいもなく外すほどアクティブではありません。風呂から上がった妹に「そーいえば、おねーちゃん、トイレの電気外して持ってきてくれればよかったんじゃないの?」と言われて「あ、そっか」とやっと気付くどんくささです。
 てゆーか、妹が花珠保だった場合、わたし一志はコンビニまで電球を買いにいかされます、きっと。ええ、多分、きっと……必ず。(そんな花珠保と一志の関係はなんかヤダな/笑)


10.5(木曜日) 君に溺れる


 君に、その香りに、むせ返る。
 触れればこぼれて落ちてしまいそうな君の花に、触れる。
 物静かに、そこに、存在する君は、視覚に鮮やかで、奪われる。

 ……続かない。ので、普通に書いていいですか。
 金木犀、です。金木犀さん。
 風が吹くたびに、どこからともなく流れてくる香りが好きです。姿は見えないに、その絶対的(みたいな)存在感がすごいと思います。姿が見えない(どこに生えているのか分からない)ゆえに、なにやら奥ゆかしさを感じます。んが。
 その、金木犀が。
 今日、出勤したらば、せまい事務所に、モデルハウスに、果てはトイレまで! かわいらしく一輪挿しみたく、お洒落にディスプレイしてありました。たいへんです。香りが、本来とても芳しく快いそれがっ。
 ……気持ち悪い。むせかえるってむせかえるって、こーゆーことですか!? と、体感。
 特にトイレが大変。香りすぎです。参った。降参。
 無臭大好き日本人です……。ほのかな香りは好き、なんですけど……。


10.4(水曜日) 代理=花珠保と一志 の今夜の我が家ほぼそのまま再生


 ……なんだか、暗いな、と入ったときから思っていた。
 花珠保は天井を見上げる。視界が、ぼんやりと、暗いオレンジ色で、何度かまばたきをした。
(……なんだろ、なんか……)
 いやな、予感がする。
 落ち着かないまま、浴室で、花珠保はからだを流して浴槽に肩まで浸かった。お風呂に入るといつも、なんとなく、今日も一日終わったなあ、という気持ちになる。
「んーーー」
 お湯が気持ちよくて、伸びをした、とき。
 電気が。
 切れた。
「わあ!」
 ほらやっぱり、なんとなく電気が、明りが、暗いっぽいと思っていた。嫌な予感がしていた。
 真っ暗になった浴室から、
「一志、一志! かーずーしーーー!!」
 大声で呼ぶと、なんだよ、と呼びつけられて不機嫌な一志は、暗闇の浴室を見て、
「ねーちゃん、おもしろいことしてる。なに、暗いと癒されんの」
「電気が、切れたのっ。新しい電球持ってきて」
「えーーーー、なんでおれがーーー?」
「一志しかいないでしょ。いいからっ、持ってきて」
「んー」
 どこに電球あるんだよ、とぶつぶついいながら脱衣所を出て行って、しばらくして戻ってきた一志は、わざとらしくしょんぼりした口調で。
「ねーちゃんにとても残念なお知らせがあります」
「……わかった、もういい」
 なにが残念なのか、聞かなくてもわかって、花珠保は真っ暗な中、諦めて湯に浸かる。新しい電球が、ない、のだろう。
「玄関の、棚んとこになかったらないよなあ」
 ないけれど、それでもなんとかしよう、という口調の一志に、
「うん、ないから、いいよ。ありがとう。脱衣所の電気つけといて。それでなんとか明るい、から」
 おう、とか、んー、とか、一志は適当な返事をする。
 花珠保は、暗い、浴室で、お湯に浸かっていると眠ってしまいそうになって。湯から上がった、ときに、勢いよく浴室のドアが開いた。
「じゃじゃーん」
 一志がセルフミュージック付きで入ってくる。手には電球を持っている。
「え、電球あった?」
「便所の電球外してきた」
 おれ頭いい! と言いたげな顔で電球を取り替えていく。
 明るくなった浴室で、花珠保はのんびり髪を洗う。からだを洗う。途中で、一志が、トイレに入っていく気配がした。暗いのを承知でトイレを使う、んだ、と思っていたら。
「ぎゃあ! 暗っ!! って、おれが自分で外したんじゃんっ」
 と喚く一志の声が聞こえた。花珠保は呆れて吐息した。
「一志、……頭悪い……」


10.3(火曜日) なくて七癖


 帳簿に〆の線を引いたりするときに、ふと思い出します。わたしの小学生時代。当時の担任の先生。
 右利きなのですが、なんとなく、線を引くのが、右から左です。ものさし(定規・スケール)を使って引くとき、です。気付くと、ええ、なんとなく。多分、ずいぶん昔から。
 最初に気がついたのは、先生のひとことでした。確か小学五年生のときの先生、でした。なにかの授業中、ふと、わたしの手元を見下ろして、「線は左から右へ引いた方が楽じゃないですか?」とおっしゃいました。
 なんとなく、ほんとうにそっちの方が楽なら、そのうちに自然に治るんじゃないのかな、と当時のわたしが思ったかどーかまでは覚えていませんが、いまだに線を引くたびに治っていない自分を発見します。
 最近は、もう一生治らないんだろうなあ、と思ったりしています。いや、でも、そういうひとってけっこう多い……く、ない、ですか?? 気のせい???


10.2(月曜日) いろいろあってこそ人生(多分)


 とうとう、会社の制服が、冬服が、ピンクになりました。ピンク。ぴんく。ピンク。わたしの年齢をご存知ですか。桃色。やっほい。ピンク。
 ……制服は、紺色でいいと思いますよ。紺色がいいと思いますよ。紺色がいいなあーーーー。
 鏡とか、自分の姿がどこかに映るのを見るたびにぷちびっくりしてました。
 しかしそのうちに見慣れる……はず、です。きっと。多分。

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