1.30(月曜日) ……無理
家の近所の公園に立派なとちの木、があります。
「木」を絵に描いたような木の形をした木で(説明になってるのかしら?)、夏にはぶわーっと葉が茂り、寒くなるとぺろっと裸んぼうになる季節ごとになかなかいさぎのよい木だなあ、と引っ越した当時からずーっと思っていました。もう15年くらい。
しかし、それが「とちの木」だと知ったのはつい最近です。
なにかよく見ると立派な実がなっていて、すごく適当に「あれってとちの実?」と母と話をしていたら「そうだよ」と言われ、ああなんだあれがとちの木かあ、と知ったのが昨年の初めくらい、でした。
そこで母も、とちの木だと認識はしていたものの、それまで興味もなかったくせに、なにやら突然、「今後実がなったら拾うから、とちもちの作り方調べて」と言われまして。
調べた、んですがー(ネットさまさま)。
これがまたえらいことアク抜き、とやらが大変らしく、(以下、調べた結果)
1.とちの実を2〜3日水につける。
2.一ヶ月ほど天日に干す。
3.一晩湯につける。
4.皮が剥きやすくなっているので、皮をむく。
5.煮立ったお湯を掛け、冷めるまで待つ作業を、水がきれいになるまで繰り返す。
6.火にかけて、一旦固くなるまで煮る。
7.灰を入れてまた煮る。火を止め、手を入れられるくらいに冷めたら、こんどはどろどろになるまで灰を入れる。
8.そのまま2〜3日置く。
9.灰を洗い落とし、薄皮をきれいにはがして下ごしらえ(?)終了。
……そんなばかなっ。
母も途方に暮れる。
てゆーか灰ってなんでスか。
すごい、すごいなとちの実。こんどお土産やサンとかでとちもちとか見かけたら、きっとすごくありがたがると思います。とちの実せんべいとかおいしーのに。あれにもすごい手間が……。
母がここまでやるのかやらないかといえば、きっとやらないと思います。娘の勘です。多分、当たると思います。
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