Web小説カップルに30の質問  奈津と高橋少年編




1.お二人のお名前と小説の題名、カテゴリをどうぞ。

高橋「高橋直(たかはしなお)」
奈津「須賀奈津(すがなつ)、です」
高橋「(数年後には高橋奈津になる予定、とか思ってる、かもしれない)」

奈津「『この、季節 この、日』の(7月7日)と(10月31日)と(12月24日)を担当しました」
高橋「カテゴリは……恋愛」


2.お二人の知り合った経緯、元々の関係は?

奈津「会社帰りに、高校生、の高橋君にいきなり告白、されて……。それからは、やっぱり会社帰りに声をかけられたり、とかしてました」
高橋「おれは中学生んときに、通学路で毎朝奈津が、会社の前の道の掃除してて」


3.お二人の年の差、身長の差はどのくらいですか?

奈津「わたしの誕生日が8月で、高橋君のお誕生日の11月までは6歳……の差」
高橋「身長……なんとか奈津を追きはじめた……くらい」


4.それぞれ第一印象を教えてください。

奈津「(高校生になったばかりの春に初めて見知ったので)うわあ、先月まで中学生だったんだあ」
高橋「(就職したての姿を見て)事務員のおねーさん、だなあ、と」


5.告白したのはどちらですか? どんなセリフでしたか?

高橋「おれ。『好きなんで付き合って』とか」


6.それを言った時のお気持ち、聞いた時のお気持ちは?

奈津「……付き合うも何も……ねえ。……という気持ち、でした」
高橋「とりあえずこれでも我慢してコーコーセイになってから告白したんだよ。健気じゃん」
奈津「わたし『はい』って返事すると思ってた?」
高橋「まあ、これからこれから」


7.ぶっちゃけ、他に一番好きな人がいたりしませんか?

高橋「いませんっ」
奈津「いません」


8.彼、彼女の性格で好きなところはどこですか?

奈津「なんか、いつも真っ直ぐなところ」
高橋「……こう、ぽわん、と。なんだろ、奈津が奈津なところ」


9.彼、彼女の性格で嫌いなところはどこですか?

高橋「嫌いっていうか、あとあとになって思い返すとおもしろいけど、それも奈津は奈津なんだけど、奈津、わりとぐるぐる物事考えるよね」
奈津「そう、かなあ?」
高橋「すごくそう」


10.彼、彼女の外見(仕草や癖を含め)で好き嫌いはありますか?

高橋「おれのヤなとこは? だって」
奈津「……そういうとこ?」
高橋「は?」
奈津「そうやって、なんでも真っ直ぐに見てくるとこだってばっ」
高橋「人として正しくていいじゃん」
奈津「どきどきするからやだ」
高橋「それ、ヤなとこじゃなくて好きなトコじゃん」


11.お互いの理想には近いですか、遠いですか?

高橋「理想が奈津、じゃなくて、奈津が理想」
奈津「う、わ」
高橋「なに?」
奈津「じゃあわたしも、それで」
高橋「それでってなに、それでって」


12.お付き合いはどのくらい続いていますか?

奈津「一応シリーズ終了の時点では……」
高橋「まだ三ヶ月ちょっと。もうすぐ四ヶ月」


13.初デートはどこでしたか? どうでした?

高橋「映画館? おれ的には。ほら、夏に行った」
奈津「え、どこ、って……帰り道とか……初めて一緒に歩いたのっていつ、だっけ?」
高橋「それデート?」
奈津「うん、なんかね、おもしろかった気がするから。会社帰りに、誰かと歩くことなかったし」
高橋「高校生なんて相手にしてなかったじゃん、意識もしてなかったんじゃないの?」
奈津「でも、なんだか、おもしろかったの」


14.初キスはどこでですか? どうでした?

高橋「おれの学校。自転車置場。めちゃめちゃ初めてでしたー」
奈津「……です……」


15.ぶっちゃけどこまで行ってますか?

奈津「どこまで……高橋君の家まで?」
高橋「はいはい……おれの家まで」


16.一番心に残っているプレゼントは何ですか?

奈津「はい、はいっ。バレンタインにお花、もらいました(2005/2/14日記参照)」
高橋「え、そっち?」
奈津「どっち?」
高橋「クリスマスイブの奈津、とか言おうと思ったんだけど」


17.恋愛と結婚は同じ線の上にありますか?

高橋「え、ないの?」
奈津「えっ、あるの!?」


18.お二人の結婚はいつ頃がベストだと思いますか?

高橋「おれが就職したら」
奈津「……何年後?」
高橋「最短で7年」
奈津「わたし、いくつになってると……」
高橋「だから、もう、おれんとこくるしかないよね」
奈津「陰謀っ」
高橋「人聞きわるいなぁ」


19.子供は男女何人欲しいですか?

高橋「女の子2人くらい。んで男がひとりくらい?」
奈津「なんでもう家族計画立ててるのっ」
高橋「え、考えない?」
奈津「まだっ、あんまり……っ」
高橋「ふーん? あ、でも望月センパイにおれたちより先にこども自慢とかされるのはなんかすごくムカつくよね」
奈津「え? ……ど、どうかなあ」


20.お互いのプライベートは守られていますか?

高橋「生活のサイクル違うし」
奈津「実は、あんまり一緒にいられない、から」
高橋「もーちょっと踏み込めるならそうしてみたい気はする」


21.どんな喧嘩をしますか? 喧嘩をしたらどうしますか?

奈津「喧嘩……」
高橋「奈津がこう、ぐるぐる考え出すとね、もどかしくってついイラっとしないこともない」
奈津「ごめんなさい」
高橋「でも、考え方が違うだけだし。そんなのあたりまえだし」
奈津「だし?」
高橋「喧嘩っていうか、意見の確認?」
奈津「とりあえず、なんとか、言いたいことを言う努力をします」
高橋「はい、じっくり待ちマス」


22.彼、彼女はモテますか?

奈津「もてそう、だよね?(学校での生活を知らない)」
高橋「は? ぜんぜん」
奈津「そうなの?」
高橋「てか、モテるの基準がわからない」
奈津「テニスの試合とか、きっと高橋君見てる子いるよ?」
高橋「別に、興味ない。奈津は? 飲み会とかどうなの? ちょっかいかけられてないの?」
奈津「なんにもないよ? 携帯番号とか交換しないし、ただの人数合わせだし」
高橋「ぜったいおれにわざわざ報告して行くし」
奈津「ダメって言ったら行かないけど、でもいいよって言うんだもん」
高橋「だって、おれ、まだ酒に付き合えないし。それは奈津の付き合いだし、そーゆう束縛をする気はない、けど(以下質問23.24に続く)」


23.どこからが浮気だと思いますか?

高橋「その気になったら」
奈津「その気?」
高橋「誘われて着いてく気とか、この人とならいいか、とかちょっとでも思ったら」
奈津「相手のことを考えなくなったら、かなぁ」
高橋「おれのこと、とか?」
奈津「ん……」
高橋「……(もしもそーゆー時が来たら、けっこうばっさりおれ捨てられそう……そういや前彼もそうだったなあ、とか思ったけど恐くて口にも顔にも出せない)」


24.浮気をされたらどうしますか?

奈津「それは、しょうがないかなあ……と」
高橋「なにがしょうがないの」
奈津「若い子に目がいっちゃうのは……」
高橋「行かない、行きません。ちなみに奈津が浮気しても関係ないから。奈津がこれっぽっちもおれのこと考えなくなっても、おれは別れないけどね。ストーカーとかになるのキモかったらしないでね(問23の対応策らしい)」


25.別れを考えたことはありますか?

高橋「なんでだよ。ないよ。今現在でいっぱいいっぱいだよ」
奈津「というか、もともとは付き合いを考えたことがなかった、よね?」
高橋「『よね?』とか言われても……」


26.死に別れてしまったらどうしますか?

奈津「………………」
高橋「奈津?」
奈津「考えただけで悲しくなっちゃった」
高橋「おれ、考えたこともない」
奈津「え、でもきっとわたしのほうが早く死ぬよ?」
高橋「なにそれ、老衰? すっげ、何十年先の話をしてんの」


27.生まれ変わっても一緒になりたいですか?

高橋「とりあえず死ぬまで一緒にいられれば」
奈津「来世でも見つけてくれたら」
高橋「奈津は見つけてくれるの待ちなの?」
奈津「今のこの世界も、前のわたしたちの来世かもよ? そういう運命なら、そうなのかなあと思って。高橋君がわたしを見つけてくれたでしょ?」
高橋「奈津……なんか、だからそうやってぐるぐる考えなくていいから。わかった、見つける、きっと見つけるから、そのときはあんまじらさないで応えてよね。おれがすっごい年下でも年上でも身分違っても人種違っても宇宙人でも」


28.何か一つ思い出を語ってください。

高橋「おれが告白したときの奈津の顔とか、バレンタインときに花あげたときの顔とか。おれって、奈津にとって意外なことばっかしてるんだなあ、と、思い出っていうか、わりといっつも思ってる、けど」
奈津「……自転車……」
高橋「は?」
奈津「高橋君、といえば自転車。だけど、思い出っていうか、今もそう、っていうか……あ、思い出は……(なにかを思い出したけれど咄嗟に口を噤む)」
高橋「……なに?」
奈津「(ほんとに、一番最初に告白してきた高校生になりたての高橋君は、なんか、身長、そんなに変わらなかったんだけど。でもすごくちっちゃく見えてかわいかった、かも。とか思ってるけどあんまり言わないほうがいい、と思ってる)」
高橋「なに? ちょっと、なに?」
奈津「え、ええと、自転車。高橋君といえば自転車っ(てことで)」


29.お互いに、愛をささやいてください。

奈津「好き。大好き」
高橋「……(素直に言われると思ってなくてびっくり)え、じゃあ、おれ奈津の30倍くらい好き」
奈津「ええっ。もともと高橋君の20倍くらいのつもりで思い切って言ったのに……」
高橋「思い切りが足りない」
奈津「高橋君は思い切りすぎ」
高橋「そんなこともない」
奈津「そんなことありますー」
高橋「ありませんー」
(……以下省略。勝手にやってください)


30.最後まで読んでくださった方にひとことどうぞ。

高橋「質問事項、最後までお付き合いありがとうございます」
奈津「お話も、最後まで、ありがとうございました」
高橋「でも、話のほーは、最後っていうか、これからまだまだだよね、おれたち的には」
奈津「うっかりどこかでお会いしましたら、またお願いします」
高橋「え、そんな予定あるの?」
奈津「……どう、なんだろうね?」
高橋「どう、なんだろうーなあ……」


※別窓で開いています。読み終わりましたら閉じてくださいませ。



うっかりまたどこかでお会いする日がありましたら、はい、どうぞよろしくお願いします、です。
奈津のフルネーム使用はここでだけ、でしたね……。