1.お二人のお名前と小説の題名、カテゴリをどうぞ。
望月「望月友久(もちづきともひさ)です」
清水「清水日菜(しみずひな)です」
望月「『この、季節 この、日』の(4月1日)と(9月1日)と翌(1月1日)担当です」
清水「カテゴリ……は、恋愛?」
望月「なぜそこでハテナマーク?」
清水「え、だって。ええええと……エ」
望月「えろえろ、とか言っちゃう?」
清水「ぎゃああああっ」
2.お二人の知り合った経緯、元々の関係は?
清水「クラスメイトだよね」
望月「高一んとき」
清水「ごくふつーのクラスメイト、だよね?」
望月「なんてことはないクラスメイトだったなあ」
3.お二人の年の差、身長の差はどのくらいですか?
望月「年? おんなじ、おんなじ」
清水「望月君がもう一日でも早く生まれてたら、学年違って出会ってないかもだけどね」
望月「身長は……オレ清水とくらべたらけっこう高いよ」
清水「ひょろひょろだよね。別にあたしもそんなに低くないんだけどなあ」
望月「あ、でも体重はオレ、清水には負け……」
清水「ぶーぶーぶー(放送禁止)」
4.それぞれ第一印象を教えてください。
望月「……正直に言っていい?」
清水「あたしも正直に言っていい?」
(ふたり顔を見合わせ、せーの、で)
望月「『うわ、うるせー女』」
清水「『うっわ、いやらしい感じっ』」
望月「なんでだよっ」
清水「あ、怒るの反則っ。あたし怒ってないじゃん」
望月「だって清水、ほんとうるさかったじゃん、登校してから下校するまでずっと。こんなうるさい女いるのかよって、プチカルチャーショック受けマシタ」
清水「望月君はさ、お勉強できてまあ人徳あって、ぶっちゃけ人気者で、なんかスカしてるみたいでヤだったの。望月君があんまりあたしのこと好きじゃないみたいなのもわかってたし、けっ、って思ってた、ケッ、って」
望月「第一印象恐るべしだなおい」
5.告白したのはどちらですか? どんなセリフでしたか?
清水「え、されたっけ? あたしがしたっけ?」
望月「言ったのは清水が先。つい、ぺろって感じで」
清水「だってあれはさあ、望月君が強引だったんだよ、望月君が。言うより先に手、出すんだもん。でもってそれからなんだかなしくずしに……」
望月「なしくずしとかゆーのやめて。うんまあ、返す言葉もないんだけど。ゴメンナサイ」
清水「え、別に結果オーライってことでいいよ?」
望月「清水、大きい女だよなあ」
清水「え、体重が重い!?」
望月「違う違う」
6.それを言った時のお気持ち、聞いた時のお気持ちは?
清水「なーんだ、望月君、あたし、好きだったんじゃん」
望月「なんだ、清水、オレのこと好きだったのか」
清水「うそ。正直ほんとーは、(あたしが、望月君好きだったし)まあいいか、らっきー」
望月「……オレ一生、清水に付いてっていい?」
清水「やだよ。なんで付いてくるの。並んで並んで」
7.ぶっちゃけ、他に一番好きな人がいたりしませんか?
望月「いません」
清水「いません」
8.彼、彼女の性格で好きなところはどこですか?
清水「…………あれ、どこ?」
望月「え、ないの?」
清水「すねるとかわいいよね」
望月「かわいいゆーな。そしてスネさせるな」
清水「笑うとね、かわいーんだよ」
望月「……かわいいっていうな」
望月「清水はあれだ、オトコらしいよな」
清水「ほめてるの?」
望月「ほめてるほめてる。オレ、清水が男でもほれる」
清水「ええ!? あたしが男だったら、奈津サンがいいな、奈津サン。望月くんより奈津サンがいいなあ」
望月「清水、本能のひとだよなあ。そーゆーところもおもしろくていいよなあ」
9.彼、彼女の性格で嫌いなところはどこですか?
望月「清水はなー、たまに……いやいつも、いやたまに、オレのことほんとに好きなんかなー、じつは嫌いなんじゃないかなーという言動をすると思うー」
清水「うそ、してないよ」
望月「してるー」
清水「してないーーー」
望月「じゃー、友久君大好き、って言ってみ」
清水「…………ぎゃー、そーゆー植田クンみたいなこと言い出すトコがなんかイヤーーーーっ」
10.彼、彼女の外見(仕草や癖を含め)で好き嫌いはありますか?
清水「あれ、ここだった? 笑顔がかわいい、って言うの」
望月「何回もかわいい言うな。でも清水はかわいいな、笑うと」
清水「…………」
望月「なんで無言無表情になるんだよ?」
清水「そういわれると、どういう顔していいのかわかんないから」
11.お互いの理想には近いですか、遠いですか?
望月「遠い遠い。すっげ遠い。でも地球一周して背中合わせですぐそこって感じ」
清水「え、そんなに遠いの?」
望月「近い近い。背中合わせですぐそこって感じ」
清水「……なんか今、ふと、高橋少年に『清水センパイ、望月センパイに騙されませんか?』って言われたの思い出した」
望月「なんで今、なんだよ」
清水「うん、なんで今、なんだろうねえ……」
12.お付き合いはどのくらい続いていますか?
望月「『この、季節 この、日』終了時点で……あとちょっとで一年」
13.初デートはどこでしたか? どうでした?
清水「街をぶらぶらした、よね? うん、忘れもしない4月2日に。望月君の誕生日に。もういきなりデートとか付き合うとかって、昨日と今日とでふたりの関係が違いすぎて、なんかいっぱいいっぱいだった記憶が……」
望月「そうそう、清水に同じ」
14.初キスはどこでですか? どうでした?
二人声をそろえて「立野サンと奈津サンお勤めの住宅展示場の二階……」
二人声をそろえて「うわ、ハモったよ」
15.ぶっちゃけどこまで行ってますか?
望月「もう最初っから、いくとこまでいっちゃってました」
16.一番心に残っているプレゼントは何ですか?
清水「プレゼントっていうか、あたしの誕生日におそろいの腕時計買いあっこした、のが楽しかった。一緒に選ぶのが」
望月「オレ、買ってやるって言ったのに。誕生日だし」
清水「それはちょっと心が揺れたんだけど。受験でバイトできないし、それに見合うお返しできないんだもん」
望月「それはあれだ、からだで払ってくれれば」
清水「言ーうーとー思ったーーーーー」
17.恋愛と結婚は同じ線の上にありますか?
清水「多分、今のトコは」
望月「『多分』? 『今のトコは』???」
18.お二人の結婚はいつ頃がベストだと思いますか?
望月「今すぐにでも。清水がコンイン届けにハンコさえ押してくれれば」
清水「えー、カタチだけならそれでいいけど。まだ学生なんだし、望月君、あたし養ってくれるの? てゆーか、望月君学校、東京なんだから、なに? 単身赴任?」
望月「それはヤだな。オレはさ、あれだ。出かけるときに『あなたいってらっしゃい(はーと)』とか言ってほしいんだよ。いいなあ」
清水「望月君の夢ってたまに壮大だよね」
望月「え、壮大?(どこが?)」
19.子供は男女何人欲しいですか?
望月「女の子、女の子、女の子っ。ひとりかふたりっ、蝶よ花よと育てマス」
清水「ふたりだったら、キャッチボールとかできるね」
望月「させないっちゅーの」
20.お互いのプライベートは守られていますか?
望月「友人は重なったり重ならなかったりだけど、まあ、だいたい」
清水「あ、この間、望月君の部屋でえっち本発見した」
望月「守られてねーじゃんっ」
21.どんな喧嘩をしますか? 喧嘩をしたらどうしますか?
望月「殴り合い」
清水「殴らないよ」
望月「蹴り合い」
清水「……否定できまセン」
望月「試験の前日だけはやめて。脳みそ歪みそーだから」
清水「らじゃ。あ、ちなみに、望月君は殴りも蹴りもしないよね」
望月「そりゃそーだろ」
清水「気に入らないときはなんか、無言になって目を合わせません。気が澄むまで放っておきます」
望月「あんまり放っておくとかえってスネるので、ほどほどで優しくしてください」
22.彼、彼女はモテますか?
望月「…………」
清水「なに!? 今あたし見てため息ついた!? はいはいどーせモテませんー。いいですー。高橋少年とかにはけっこーいいラインにいるみたいだから、奈津さん飽きたら付き合ってもらうからいーですー」
望月「(実は元気なところがそれなりにはモテ要素なんだけど、本人がモテてないと思ってくれてるなら黙っていよう、という気分)」
清水「望月君は、意外とアレだよね」
望月「どれだよ」
清水「『いいひと』で終わるっぽい」
望月「うわ、褒めてねえっ」
23.どこからが浮気だと思いますか?
清水「『あーこれって浮気かなー』と思ったときがそうなんじゃないの?」
望月「言い得て妙、だなそれ。でもオレはそんな自己申告制度は受け付けないから。触らせたくないから、触らせないでください、他のオトコには、ぜひっ」
24.浮気をされたらどうしますか?
望月「えー、どーすんだろーなー。なんかおかしくなるかも」
清水「おかしく?」
望月「清水、どっか閉じ込めたりして」
清水「え、そこで暴力振るう?」
望月「なんでそこでうきうきするんだよ」
清水「だって望月君、いっつも高橋少年がうんざいりするくらいテンションは高いけど、キレたりしないから。どーなるのかなーと思って」
望月「(問いの趣旨と違うけど)オレが(東京行って)いぬ間にもしも清水がひとさらいにあったりして帰らぬ人になったりしたら、あー、オレ、どーなっちゃうかわかんないなー。だからいつまでも穏やかに健やかにオレの傍にいてください」
清水「……(何かを考え中)」
望月「なにを考え中? オレの深い愛に感動中?」
清水「んー。どーなっちゃうかわかんない望月君を見てみたい、けど。そっか、あたし死んじゃったら見れないなー、とか思って」
望月「……」
望月「清水は? オレが浮気したら? どーする?」
清水「え、するの?」
望月「予定はないけど」
清水「じゃーいいじゃん。考える必要ないじゃん」
25.別れを考えたことはありますか?
清水「七パターンくらいは」
望月「多いな、おい」
26.死に別れてしまったらどうしますか?
望月「悲しみのあまり廃人になる」
清水「新しい恋を探す」
望月「ええ!?」
清水「ええ!?」
望月「切り替え早いなおまえ」
清水「暗いよ望月君はっ」
望月「だって悲しーじゃん」
清水「あ、じゃあ、あたし先にいなくならないから、望月君もあたしより先にいなくならないって方向でひとつ」
望月「そりゃ理論的におかしーだろ」
清水「気の持ちよう、気の持ちよう」
27.生まれ変わっても一緒になりたいですか?
清水「えー?」
望月「えー、とか言わないように」
清水「なんで?」
望月「さり気に傷つくから」
清水「だからなんで? そんな先のこと考えてないし。え、望月君考えるの? ああー、考えそーな感じだよね。でもそんな先のことより、明日、なにして遊ぶか考えてよ、明日。なにする? せっかく東京からわざわざ帰ってきてるんだし、遊ぼうよ。あと、今日、このあと、どうする? おなかすかない? なに食べる?」
望月「うん、まあ、生まれ変わってもオレは清水を探すけどね。今決めた」
28.何か一つ思い出を語ってください。
望月「正月の清水七変化っぷりはビデオに撮っておくべきでしたー。キモノとか、ひらひらワンピースとか」
清水「ハロウィンのクイズ大会は望月君全問正解で、さすがに、ちょっとすごいなとか思いました」
29.お互いに、愛をささやいてください。
望月「はい、じゃー清水からどーぞ」
清水「…………そんなあらためて言うもん?」
望月「言うもん、言うもん」
清水「はいはい、じゃあ、好き好き。って、え、ちょっと、望月君、どこ行くの?」
望月「ちょっと、世界の中心まで」
清水「いーから、そんなとこまで言って叫ばなくていーから。だいたい、叫ぶ、じゃないし。ささやくんだし」
望月「ちぇー」
清水「『ちぇー』じゃないし……」
30.最後まで読んでくださった方にひとことどうぞ。
清水「シリーズのお付き合い、ありがとうございました。一応、こからも仲良くやっていく予定です」
望月「え、一応? 予定??」